私の知り合いなら誰もが知っていることかもしれないが、私はとにかく野菜が嫌いである。
決して一般的な野菜嫌いのレベルではなく、基本的のほぼすべての野菜が食べられない。
生野菜もダメだし、ラーメンに入っているネギもダメ。
カレーに入っているピローンってした玉ねぎも嫌だし、とにかく考えられ得るほぼ全ての野菜が食べられないのである。
(唯一食べられるのは、イモ類、かぼちゃ、ゴボウくらいのものである。)
ラーメンも全て野菜抜きにするし、スパイスカレー屋ではアチャール(お漬物)を抜いてもらうし、付け合わせのサラダは初めから断るか、誰かに食べてもらう。
そんな生活を25年間続けてきたわけだが、さすがにこの先ずっと無野菜のまま人生を過ごしていくのかと思うと、いつ身体に異常をきたしてもおかしくないだろう、と思い始めたのである。
そこで取り入れようとしたのが、青汁。
ほぼ抹茶ジュースじゃんみたいな茶番のやつではなく、栄養素もしっかり入っている上、野菜嫌いの私でも続けられるものである必要があった。
一時は「1日分の野菜」を飲んでいたのだが、飲むたびに少し胃の調子が悪くなることもあって、青汁に挑戦することに決めたのである。
ファンケルの1食分のケール青汁大豆プラスを注文してみた
ほとんど人生で初めての青汁ということで、なるべく飲みやすいものを選べるように、事前に念入りな情報収集を行った。
今は「青汁比較サイト」「青汁ランキング」みたいなサイトがたくさん転がっているので、どんな青汁があるか、どんな成分で、どれくらい飲みやすいものなのか、という情報は比較的容易に収集できる。
そこで、野菜不足を十分に補う成分がある青汁の中から、「ファンケルの1食分のケール青汁 大豆プラス」を選択した。
(実は、いくつかのサイトでは「ファンケルの1食分のケール青汁」は、「成分は申し分ない一方で、物凄く飲みにくい」という評価をされていた。
ただ、ファンケルの公式サイトを確認したところ、「ファンケルの1食分のケール青汁」を飲みやすくした「ファンケルの1食分のケール青汁大豆プラス」という商品があることが判明。
公式ショップでの口コミも上々だったため、ダメ元で購入してみたのである。)
公式サイトの注文から1日程度で届く
小さめの箱で無事に到着。
期間限定で公式サイトでは送料無料だったので、とりあえずお試しで30包入りを購入。
中を開けてみると・・・
いくつかのパンフレット、領収書の類、そして一食分の緑黄色野菜量40g ケール青汁大豆プラスの箱が!
青汁の中でも最も効果が高いのが「ケール」であることは知っていたので、パッケージを見ただけで少しドキドキしてしまう。
(たいていのケール青汁は、あまりにエグみが強く飲めないと言われている。
私も飲んだことがないので分からないが、青汁が嫌いになりそうなので、できることなら飲みたくはない)
中を開けてみると、きちんと個装された青汁たちが。
そのうちの1本を取り出し、準備を進める。
一般的には青汁は水に溶かして飲むようであるが、私は初めから牛乳に溶かせるものを探していた。
水に溶かすよりもなんとなくドリンクっぽく(?)なって飲みやすい気がするのと、朝ごはん代わりにするのなら牛乳が最適であると考えたからだ。
実は、飲みやすくて効果が高い青汁は他にもいくつかあったのだが、牛乳に合いづらい大麦若葉系の商品を避けるようにした。
大麦若葉系はどちらかというと「お茶」系の味で、牛乳に合わなくもないかもしれないが、私が求めている飲みやすさとは少し違うかな?と思い、牛乳に合うとの口コミが多かったファンケルの青汁を選択したのである。
溶けやすさの評判は良かったが・・・
実はファンケルの1食分のケール青汁は、溶けやすさにある程度の定評があった。
青汁初体験の私にはピンと来なかったが、どうやら「混ぜても混ぜても溶けない粉末青汁」は結構多いらしく、そういった製品はとにかくダマになって飲みにくいからやめておけ、というのが多くのレビューサイトの見解であった。
その点、このファンケルの1食分のケール青汁に関しては、溶けやすさにある程度の定評があり、公式サイトでも「混ぜる前から溶けてゆく」といったイメージの画像が使用されていた。
ただ、この画像を見てほしい。
思っていたより、溶けない(笑)
冷たい牛乳にいきなりこの量の粉末を入れたのだから当たり前かもしれないが、公式サイトや事前情報の触れ込みほどは、溶けない。
フォークを使って混ぜ混ぜするが、1分くらい結構激しく混ぜても、どうしてもダマが残ってしまう。
冷たい牛乳にココアを入れた時も考えてみればそんなものだったかもしれないが、ともかく、完全に溶かしたいのであれば、温かい牛乳に入れるべきであった。
ともあれ、1分半ほどフォークでダマを潰しながら混ぜていると、ある程度飲めるくらいにまで溶かすことができた。
味は「大豆きなこラテ」的な感じで、一切のクセがない
青汁、特にケール青汁は、飲みやすいと言ってもやはりエグみがあるというイメージが強かったので、正直びっくりした。
Amazonの口コミでも「飲みやすいと言っている人が多いが、自分には合わない」と口コミを残している人が多かったため、最悪、1つ飲んでダメだったら、誰かにあげようとさえ覚悟していた。
しかしながらこれ、本当に美味しい。
味の系統は完全「きなこラテ」。
牛乳を入れているので、コンビニに売っているような豆乳きなこラテとかにかなり近い気がする。
これは本当にびっくりするくらい美味しい。
もともときなこや豆乳系が好きな影響もあるのかもしれないが、ケールの味(というか葉っぱ全般の味?)は一切しない。
味は甘めで、牛乳に溶かしていることもあってか「濃厚ラテ」系の味わいすらある。
どこがケール(エグみのある葉っぱ)なのか、全く分からない。
もしこれで本当に野菜が摂れるというなら、偏食を治そうという意欲はもはや全く湧かなくなってしまった。
(もともと意欲があっても治らなかったが・・・)
最後の写真を見ての通り、ダマは残っているが、それもほとんど気にならない。
朝の出勤前にこの粉を混ぜ混ぜするのはしんどそうなので、職場に牛乳と紙コップと一緒に持っていって、おやつに飲むのが良さそう。
正直このサイトは青汁専門サイトでも何でもないので、不味かったら本気で「やっぱり野菜嫌いの自分に青汁は不可能でした」という記事を書くつもりでいたが、予想に反し、びっくりするくらい美味しかった。
もし私と同じように深刻な野菜不足に悩んでいる方がいらっしゃったら、どれだけ野菜嫌いでも、おそらくこれおは美味しく飲めるのではないかと思う。
ちなみに補足すると、私は野菜だけでなく、バナナ以外の果物も苦手である。)
これほど手軽に野菜を補える商品が転がっている時代に生まれて、本当に良かった。
一応1~2か月飲み続けてみて、体調の変化や飽きがこないか、本当に続けられているか等の追記をしようと思うが、皆さんも試してみる価値はあるのではないかと思う。
1か月飲んで分かった効果と感想
1か月、1日1杯を目安に飲み続けた青汁。
1袋あたりの成分は下記のとおりである。
食物繊維:2.5g、食塩相当量:0.03g、カリウム:193mg、カルシウム:51mg、マグネシウム:20mg、鉄:0.32mg、ビタミンC:61mg、ビタミンE:0.40mg、ビタミンK:48μg、葉酸:34μg、ベータカロテン:454μg、総クロロフィル:6.2mg、SOD様活性:21000単位、ルテイン:0.67mg、大豆イソフラボン:8.3mg(大豆イソフラボンアグリコン当量:5.1mg)、大豆サポニン:12mg、レシチン:99mg、フラクトオリゴ糖:1.1g
一番効果が出たのは、やはりお通じが良くなったこと。
これまで3~4日の便秘は当たり前だったのだが、毎朝、起床後1時間以内にお通じがあるようになった。
やはり、食物繊維が効いているのだろうか。
次に、毎日胃の調子が良くなった。
これは便秘が治った影響もあるのかもしれないが、これまでほとんど摂取できていなかったビタミン類の補給と、毎日コップ1杯の牛乳を飲んでいることも無関係ではないと思う。
もともと重度貧血で階段をわずかに上がるだけでも酷い息切れをしているが、少しマシになったという印象がある。
血液検査は行っていないので数値の変化は分からないが、色々な箇所で身体の調子が良くなったような印象がある。
今後、また身体の変化があれば追記したい。