京都の有名ラーメン店と言ってトップ5には入るのが、やっぱりこの「猪一」。

県外からも猪一のラーメンを求めて食べにくる人がいるし、コロナ禍の前は平日でも長蛇の列ができていました。

コロナ禍でも結構繁盛していますが・・・さすがですね。

そんな京都の猪一について、今日はちょっと紹介してみたいと思います。

ミシュランを獲得している京都のラーメン屋はみんな高級出汁系路線

猪一は「5年連続ミシュラン・ビブグルマン獲得店」として有名です。

実はあまり知られていない(?)んですが、猪一のほかに京都でミシュランに選ばれているラーメン屋はいくつかあります。

・煮干しそば「藍」(京都市左京区、京都大学近く)

・らぁ麺「とうひち」(京都市北区、北大路あたり)

・拳ラーメン(京都市下京区、京都駅近く)
・「Le sel(ル・セル)」(京都市東山区、清水寺の近く)

・麺屋「裕」(京都市山科区)

 

この5軒に加えて、猪一の本店と、猪一の離れがミシュランに選ばれています。

京都のラーメン好きの方ならこの名前を見ただけで分かるかと思いますが、全て「出汁香る系の、あっさり高級ラーメン路線」のお店ばかりです。

 

確かに京都と言えば和食、出汁、といったイメージですし、外国人観光客もそういうものを期待している節はあるのでしょう。

例えば、日本食を楽しみに来た外国人を二郎系のお店に連れて行ったら・・・ちょっと考えただけで怖いですね()

 

そんな背景もあるのかないのか、京都の「美味しい出汁系ラーメン」がミシュランに選ばれている、という現状があります。

なかなか、こってりドロドロ濃厚系でミシュランを狙うのは、どんなに美味しい店でも難しいかもしれませんね。

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というわけで猪一は旨いですよという話

言うまでもないですが、猪一は旨いです。

メニューの基本構成は全て「高級出汁系ラーメン」で、いわゆる濃厚こってり系のラーメンは一切扱っていません。

もはや出汁を楽しむラーメンなんじゃないかと思うくらいで、感覚的には「ソバ」と「ラーメン」の間と言っても過言ではないと思います

 

ただ、出汁系と言っても、物足りなさや単調さというのが一切なく、ちゃんと食べ応え(ラーメンを食べた感)というのも感じられるのです。

 

濃厚こってりドロドロ系ラーメンを食べすぎて、舌が完全にバカになった私でも満足できるのだから間違いない。

昔は「支那そば」「鶏ソバ」というふうにメニューが分かれており、それぞれに「白」「黒」があるというメニュー構成だったのですが、2020年に入ったくらいから少し変わったようです。

 

今は「出汁そば」「100%煮干し出汁そば」という風に表記が変わっていました。

 

トッピングの内容などマイナーチェンジ(むしろ「日々進化している」というべきか)はあるものの、白醤油をベースとした「白」と黒醤油をベースとした「黒」から選ぶという形は変わっていません。

 

これが、猪一の基本スタイルなのでしょう。

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猪一は白と黒どちらが美味しいのか?

それでは早速実食レビューです。

猪一って、料理以外の写真は全て禁止というシールが各席、待ち席にまで貼られているため、基本的には自分の手元の料理以外の写真は撮れないんですよね。

(さっきのメニュー写真は、外に出ていたメニュー看板を撮影したものです。)

 

食べログなんかでも、料理以外の写真はほとんど投稿されていません。

 

まずは「出汁そば 白」の感想を

まずは先に、「出汁そばの白」を食べた時のお話。

結論から言うと、白か黒どちらかの決め手がない場合は、初めてなら「白」でも良いのかな、と思います。

 

その日は仕事終わり、胃の調子がそれほど良くないかな?というタイミングで入店しました。

コロナの影響もあってか、お客さんは少ない・・・と思いいや、18時を過ぎたあたりからどんどんと人が入ってきます。

前回は「黒」を食べたので、迷わず「白」を注文。

着丼までの時間はかなり早かったように思います。

(5分も待たされなかったと思う。)

 

これは白も黒も共通ですが、付け合わせ・・・というか味変用に、卓上にとろろ、別添えでゆずの皮を一緒に出していただけます。

ゆずの皮は味変なので、まずは普通の状態で一口。

食べた瞬間、「こんなに深みのある出汁があるものなのか」と驚くような、それほどの旨味が口の中に広がります。

「うわあ・・・・」という感じ。

あっさり出汁なんですが、むしろちょっと甘めなんです。

それも単純な砂糖のような甘さではなく、色々な深みが混ざり合った、複雑な甘みと香り。

それを楽しむために麺があるという感じで、当然麺がそのスープを邪魔しません。

出汁を楽しむラーメン、と思ってもらったほうが良いでしょう。

 

そして最後に、ゆずの皮を投入。

スープの中で少し泳がせてから、最後の麺をすすります。

 

 

ゆずの香りが強すぎることも全くなく、スープとしての完成度がまた一歩高まる感じ。

ミシュランに選ばれた理由を考えるとすると、これはやっぱり「日本の出汁文化を最も楽しめるお店」という立ち位置なのかもしれません。

 

ラーメン以外の料理を含めたとしても、これほど完成度の高い「出汁」を楽しめる飲食店は、ちょっと思いつかないので。

猪一は通勤経路の途中にあるため、空いているタイミングを見計らって入店します。

少しでも深み、濃さ、パンチ、そういうのを求めるなら「黒」

次に、「黒」を食べたときのお話を。

 

これは当時の鶏そばの「黒」。

今でいうところの「出汁そば 黒」にあたると思ってもらって差し支えないと思います。

黒は黒醤油をベースとしているということで、透き通った黒い、醤油ラーメン系の出汁の色をしています。

 

黒いからといって決して濃厚、辛い、ということはありませんが、個人的には白よりも醤油の深みがより増すかな?という感じです。

 

少しでも濃厚感、味の濃さ、パンチ・・・そういったものを求めたいというタイプの方は、とりあえず「黒」でも問題ないんじゃないかと思います。

(あくまで「白」に比べて多少醤油感が増すというだけで、こちらも、醤油の深み、出汁の甘みが鼻に抜ける、高級出汁ラーメンです。)

こちらも旨い。

白とは少し違った種類の深みがあり、食べ比べてみると、「ああ違う、でもどっちも美味しい・・・」となるんですよ。

基本的には、(というか初来店でまず食べるなら的な意味)では「白」、もし少しでもパンチや強さや濃厚さなど、そういうベクトルのものを求めるのであれば、「黒」のほうが口に合うかもなあという感じです。

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猪一のテイクアウトも実は凄まじい完成度

これはおそらくコロナ禍に対応した新たな取り組みなのだと思いますが、猪一は時々、テイクアウトもやっています。

店頭で冷凍のつけ麺を販売していることも多いですし、春の緊急事態宣言中などは、テイクアウト用に急遽「猪一離れとの合作の焼きそば」を作り、1パック1000円で販売していました。

そして、これがびっくりするほど美味しい。

突然の緊急事態宣言で、そんなレシピ開発をする時間もなかっただろうに、急遽作った焼きそばがこんなに旨いのか?というくらい旨いのです。

 

猪一のそれこそ出汁の香り、甘み、深み、そしてそこに焼きそばらしいこってり感をプラスした、史上最強の焼きそばでした。

これはテイクアウト用の焼きそばの「黒」の画像。

 

もう一度で良いから、あの焼きそばを食べたい。

猪一さんがこの記事をもし見てくれていたら、あれをもう一度メニューとして売り出してほしい。

なので皆さんも、もし猪一の限定メニューだったり、突発的なテイクアウトなどを見かけた場合には、ちょっとお高いですが、勇気を出して買ってみる価値はあるのではないかと思います。

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