京都の桜スポットなんてどこも人混みばかりかと思いきや、実は超穴場なのに桜が綺麗なスポットもある。
その一つが、亀岡市の七谷川である。
亀岡市は京都駅から電車で30分程度でアクセスできるにも関わらず、観光客は少ない場所である。
嵐山からのアクセスも良いし、京都市内の人混みがもっと分散されても良いんじゃないかな・・・と常々思っている。
(紅葉の時期は、亀岡市もかなり混雑するが・・・それでも京都市内よりはずっとマシだろう)
七谷川という名前の通り、広く長い川と、その河川敷に並ぶ桜並木が美しい場所である。
桜はかなり立派なのだが、観光客というよりはどちらかというと地元民と、少し足を延ばしてやってきた京都市民が多いという印象だ。
広い橋の上から桜並木、「和らぎの道」を楽しむ
七谷川の良いところは、何と言ってもものすごく広いところ。
桜並木の端から端まで歩こうと思うと、相当時間がかかる。
まずは橋の上から1枚。
川に桜並木がせりだすような形で、満開の桜が水面に反射してとても綺麗だ。
ちなみに橋の上では、三脚を立てたカメラおじさんたちが数名いて、穴場と言えどカメラマン的には結構有名な場所なのだと再認識する。
川べりに降りてみる。
満開の桜の下をゆっくりと散歩できるのは嬉しいものだ。
ただ、桜並木の下にもカメラマンは数名おり、ボーッと歩いていると、後ろから「桜並木を歩く人」として写真にされてしまう。
背後で何度か自分に向けられたシャッター音を聞いた。(別に私は構わないが)
ともあれ川の水もきれいで、花見をするなら人混みの京都市内より、七谷川のほうが落ち着けるかもしれない。
この道は「和らぎの道」というのが正式名称らしく、Googleマップにもそのようにピンが立っている。
桜が満開の時期の日曜日でも、この混雑具合。
河川敷に人がまばらにいる程度で、少し待てば無人の写真が撮れる感じだ。
写真目的でも、花見目的でもおすすめである。
河川敷と反対側に行ってみる
河川敷の反対側はちょっとした公園のようになっており、そこの桜も本当に絶景だ。
ベンチなども多く、そこでお弁当を食べている人、犬の散歩をさせている人、子供を遊ばせている人など、とてものどかな風景が広がっている。
七谷川へのアクセス方法
七谷川へのアクセス方法はいくつかあるが、基本的にはJR千代川駅か、亀岡駅からバスに乗るのが一般的だ。
京都駅から電車とバスを乗り継いで1時間程度。
七谷川野外活動センターという施設が併設されており、そこには駐車場があり、40台ほど車を停められる。
【アクセス方法】
これは、七谷川のバス停の写真だ。
バス停の屋根の上にも桜の枝がせり出しており、「桜吹雪が舞うバス停」の写真を撮影することができる。
あまりフォトコンなどに出せるレベルの写真ではないのだが、このバス停の写真、個人的には結構気に入っている。
なんだかんだ、桜吹雪とバス停(しかも屋根とベンチがあるタイプのバス停)が一緒に撮れるスポットって全然見たことない気がする。
京都で人混みのない桜を楽しみたい方は、是非訪れてみる価値はあるだろう。
私も来年亀岡の桜を撮る際は、朝日が昇る時間を狙ってみても良いかもしれないなどと考えている。