現在は格安SIMの台頭もあって、自分で海外からスマホ端末を個人輸入する機会も増えてきましたね。
私はXperia10Ⅱを購入したのですが、国内版だと内部ストレージが64GBしかないのに対し、海外版Xperia10Ⅱだとちょうど倍の128GBもあるのです。
国内版のメリットは、おサイフケータイがあることと、あとこれは海外版のデメリットとして、アプリによっては時々未対応のものがあるというくらいの差でしょうか。
(マイナポイントを申請するための公式アプリが未対応だったのは、地味に不便でしたが・・・。)
まあ私にとっては、国内版より基本的には安く買えて、内部ストレージを大きいのであれば、ということで海外版を個人輸入したというわけです。
ExpansysからXperia10Ⅱを購入し、4~5日で到着する
さすが評判の良い個人輸入サイトだけあって、安心した取引ができました。
通常通りインターネットからクレジットカードにて購入、クロネコヤマトの国際便にて迅速に到着。
発送はその日の夜くらいに行われ、出荷時点から追跡が可能となっています。
香港から発送されているようですが、領収書の原産国を見るとタイと書かれています。
海外から個人輸入の場合は消費税が10%かからず、その分お得なのですが、結局関税の支払が別途生じますので、それを考えれば国内版の消費税と同じくらいなのかな、という感じ。
関税は結局3000円程度かかり、クロネコヤマトが到着した際、配達員さんに現金で支払います。
(そのため、宅配ボックスへの投函ができず、土日を待ってから受け取りました。)
Xperia10Ⅱに初期不良があった
届いたXperia10Ⅱを開封し、1週間ほど使用しました。ただ、動画を撮影してみると、音量があり得ないレベルで小さいという不具合が発生。
電源を入れなおしたり本体をリセットしたり、色々な方法を試したものの、明らかに初期不良と言えるレベルに動画撮影時の音量が小さいのです。(音量を最大まで上げても、イヤホンでわずかに聞こえる程度)
ネットで調べたところ、どうやら国内版のXperia10Ⅱでも同様の症状が確認されているらしく、SONYマターの問題ではあるものの、初期不良だと断定し、ひとまずExpansysに連絡を入れました。
国内版を購入していても、結局各キャリアは「SONYの仕様ですので」の一言で対応してくれず、結局SONYの本体更新(ファームウェアアップデート)を待つしかない、という口コミも多数発見したので、最終的には泣き寝入りも覚悟していました。
数時間後、Expansysから日本語でメールが届く
Expansysは香港の個人輸入業者さんなので、英語でのやり取りも覚悟はしていたのですが、きちんとした日本語で返信が返ってきました。
(参考までに、Expansysのお問い合わせ窓口のメールアドレスは下記の通りです。)
DHLの初期不良時の問い合わせ先:JP-SALES@expansys.com
どうやら初期不良に関する問い合わせがあった際のフォーマットがあるようで、そのフォーマットに従って再度の返信が求められました。
詳細を記入して返信すると、特にそれ以上の追及はなく、返品か交換かのどちらかを選ぶよう指示があり、同時に返送方法と返送先についての情報が送付されてきました。
(今回は「動画の音量が小さすぎる」という初期不良だったため、それがわかるよう自分のピアノ演奏の動画も添付したのですが、それには一切の反応はなく、完全にスルーされました・・・・恥ずかしい・・・)
Expansysの規定には「初期不良の返品交換は2週間」と書かれていますが、どうやら2週間以内に連絡をすれば大丈夫なようです。
この時点で既に商品受け取りから1週間以上が過ぎており、メールのやり取りの時間も合わせると絶対に「商品受け取りから2週間以内」に先方に到着させるのは不可能でしたが、返送先情報が送付された際も「発送までに1週間以上かかる場合は、念のためご連絡ください」と書かれている程度だったので、おそらく、事情があれば返送も待ってくれそうな様子でした。
この時点で既に、日本国内のキャリアよりよっぽど良い対応で、Expansysの好感度が爆上がりです。
(格安SIM会社は、格安だけあってサポートの部分の予算を大幅に削っていることもあり、そういったサービス面は全くもって期待できないですし、それは大手キャリアも然り。価格コムの口コミなどを見ていても、同じような初期不良で大手キャリアにけんもほろろに断られたケースが多いようでした。)
DHLにて発送手続きを行う
DHLを経由しての国際返品方法について、かなり苦労したので別記事に分けさせていただきますが、こちらも作業に1週間以上を要し、9月20日頃、やっとの思いで返送することができました。
返品の際には、箱にテープを貼り付けて破損させたりしないよう注意し、全ての付属品を同梱するよう指示がありました。
幸い、箱の中身の梱包材を含めてほぼ全て保管していたので、この点は特に問題はありませんでした。
とは言えスマホ本体に貼ってあった保護フィルムは完全に剥がして捨て去っていましたし、細かいビニール袋なども捨ててしまっていました。
返品後、特に指摘されることもなかったので、その程度あれば大丈夫なようですね。
メールには返品か交換かを示すメモを同梱するように指示がありましたが、完全に忘れていました。
(問い合わせメールのやり取りの中で、何度も「交換でお願いします」というやり取りをしていたため、問題なかったようです。)
Expansysの香港拠点宛てに送付し、3~4日以内に先方に到着したようで、すぐに下記のような受取通知があり、その通知から数時間後に、交換品の出荷通知が送られてきました。
返品交換の際の関税は二重にかかることはなかった
国際郵便には関税がかかり、今回も最初の購入時(受取時)には3000円程度の関税を支払っていますが、返品時には必要ありませんでした。
実はこれ、「もしかして二重でもう一度関税がかかるのか?」と思い、Expansysに問い合わせたところ、「最終的には税関の判断のため断言はできないが、関税はかからないことが多いようです」との回答がありました。
どうやら100%ではないものの、原則ほぼ返品交換時の関税は免除されると考えて良さそうです。
上記が、Expansysにて初期不良スマホを返品、交換した際の流れです。
海外個人輸入はすべてが自己責任と言いますが、終わってみると、案外国内の格安SIM会社よりも対応が良かったのではないかと感じています。
(Xperiaは初期不良が多いので、こういったケースは意外と少なくないのかもしれないと思います。)
以上、今後Expansysでスマホ等を個人輸入される方は、是非参考にしてください。